そんなこともあった、あった!さっちゃんがマリッジブルーとはねえ。
ま、人並みに花嫁らしいとこがあって安心したわ〜。
え?なに?わたしが何者かって?
さっちゃんのマブダチで、結婚式でも案内役をつとめたレモンちゃんやで。
ペーパーアイテムにも登場したんや。覚えとってな。
結婚式の半年前、2013年の夏から秋に変わるころのさっちゃんはブルーだったなあ。
空に同化するくらい真っ青や。なかなかいい色だったな、ケケケ…。
こらこら、レモンちゃん、荒井さんで遊ばないの。
あ、はじめまして。
私は発起人(※次コーナー「おしえて、さやかさん!」参照)の一人、上田温子です。
荒井さんと同じく、ウェディングプランナーの仕事をしています。
今回は、発起人代表として、コンセプトシートづくりを担当しました。
たしかに、荒井さんはマリッジブルーになっていましたね。
こだわりがワガママに思えて悩んでいたみたいです。「ごめんなさい、ごめんなさい」が多くて。
もっとワガママを言って!と伝えたくらい。
安心してもらえるように、遠慮なく希望を話してもらえるように、
私たち発起人からメールや電話を頻繁にするようにしました。
ちょうど、忙しい彼とのすれ違いも重なった時期なので、
彼から愛されていると荒井さんが実感できるような働きかけも心がけましたね。
ものすごく大雑把にいうと、「結婚式の幹事」です。
北海道で主流の会費制ウェディングを特徴づける存在でもありますね。
この独特の結婚式スタイルは、経済的負担を軽くするために冠婚葬祭を簡素にした
「新生活運動」の名残といわれています。あまり経済的に余裕のない若い新郎新婦を、
友人たちが会費制で祝う「結婚祝賀会」が原型なんです。
ただ、いまはもう本来の意味での「発起人による会費制の結婚祝賀会」は北海道でも見当たりませんね。
発起人の負担が大きすぎるので、結婚式のプロが発起人代行をしているパターンが多いようです。
ちなみに、私の結婚式の発起人たちは、「MNJ(まえのめり女子)」というチーム名までつけて、
奮闘してくれました。ほんとに頼りになりました。
私たちの結婚式を発起人スタイルに決めたのは、
そのほうが私たちらしい結婚式になると思ったからです。
信頼している友人たちに「私を花嫁にしてください」とお願いしました。
体験してみて思うのは、古き良き時代に登場した発起人スタイルの結婚式は、
時代を経て、また注目されるのではないかということ。
今回の発起人の一人である経森さんが、
「はずかしいから結婚式はやらなくていいと思っている新郎新婦にとって、
発起人は強い味方になる」と言っていたけれど、まさにそのとおりだと思います。
あと、「現代版の発起人は、欧米のブライズメイドみたいなもの」という考えにも同意。
ブライズメイドは、花嫁が安心してすごせるようにアテンドします。
挙式や披露宴でさまざまな役割を担うんです。
姉妹や親しい友人たちが選ばれるので、花嫁にとっては心強い。
私がこれから担当する結婚式でも、上手に取り入れたいと考えています。
さっちゃんが真っ青だったころ、テーマが決まったんやで!